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導入事例  Vol.2「検査管理システム」

検査管理の革新「品質不良撲滅の実現。DPAとの連携で一気に」

日本ミシンタイムス 2015年7月15日号掲載記事より

検査シート不要。タブレットで瞬時に。
縫製された衣料が指示書通りに縫い上がっているか、傷の有無、糸切れ、縫い外れ、いがみ、汚れなど縫製品の出荷を前にした縫製工場にはいくつもの厳しい『検査項目』がある。自社で検査員を配置しているところもあれば、専門の検査会社スタッフを配置し徹底した検査を厳しく行っている企業もある。それほどまでに最終の「検査工程」はその企業の信用にも直結し、ひいては経営を左右する縫製工場の重要な仕事の1つだ。最終的な「検査工程」は、工場品質を左右する全てが集約されていると言っても過言ではない。あるトップブランドの協力工場では、縫製中に事務所全体に緊急のアナウンスが流れる。「Aライン、ストップ、Aラインストップ。糸切れ発生、糸切れ発生」。ペガサスミシン製造が今年2月から発売を開始した検査工程に切り込んだソフト『ICS(Inspection Control System)検査管理システム』がここで機能していた。ICSを導入した工場は、全社を挙げて品質不良撲滅に挑戦して結果を出している。

日々行われている検査工程で発見される問題は、これまで工場内で紙に記帳し、また把握するには時間を要するものでもあった。ICSは、これら検査結果から発見された問題点をいち早く情報として掴みとり、改善に繋げるためのツールである。

ICSの最大の特長は、瞬時に検査結果を集計し、不良内容を把握できることである。検査工程における紙の廃止も実現した。検査台では、検査スタッフが細分化された項目についてペンで記帳する作業が行われている。縫製品がペンで汚れてしまう、傷が付いてしまう、という事がこれまで実際に起こっていた。ここにIT技術を取り込み、オペレータがタブレットPCをタッチしていくだけで、瞬時に検査結果を事務所に送り込み、現場責任者がいつでも確認ができるというもの。瞬時にどこのラインのどの作業工程で問題が発生したのかがわかるという。調整不良か、作業の問題なのか、不良の原因を分析し、改善するための工場支援ソフト「DPA」との連携で一気に問題は解決されるという。

データを集中管理していることで、検査結果をいつでもすぐに閲覧できる。問題が発覚した商品に対してバーコード付補修明細シールを発行し徹底管理する。また全ての補修商品の一覧も確認できるなど、工場の製品進捗が一目瞭然となるのもICSの特長だ。

様々な角度からレポートを作成することで、問題の追及と対策が容易に行える。これを全社員が共有できることで、工場全体で問題改善に向けての活発な意見が出てくるなど一気に改善へと向かうという。

各検査スタッフに配布されたタブレットPCをタッチすると、バーコード付補修明細シールが発行される。と同時に、生産現場ではラインごとに設置されたモニターに設置して補修品リストを表示し、「見える化」する。この検査結果データは無線でネットワークに接続(Wi-Fi)して通信しているため、インターネットの煩わしい配線も不要。これら一連の設置・作業がICSの基本形となる。検査工程で問題が発生すれば、次はその問題がどのような要因で起こったのか、それを改善するためにはどうしていくのか、ここでペガサスの工場支援ソフト・デジタル作業分析システム『DPA』がクローズアップされる。ICSとDPAの共有で、最強の工場となる。

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