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導入事例  Vol.1「検査管理システム」

検査管理の革新「DPAとの連携で激変。問題点の解決一気に」

日本ミシンタイムス 2015年6月15日号掲載記事より

縫製工場に仕事を発注するバイヤー。そのバイヤーが、ある縫製工場の現場で見た事もない作業を見て驚きの言葉を口にした。縫製された衣料が指示書通りに縫い上がっているか、傷の有無、糸切れ、縫い外れ、いがみ、汚れなど縫製品の出荷を前にした縫製工場にはいくつもの厳しい項目の「検査工程」がある。自社で検査員を配置しているところもあれば、専門の検査会社スタッフを配置し徹底した検査を厳しく行っている企業もある。それほどまでに最終の「検査工程」はその企業の信用にも直結し、ひいては経営を左右する縫製工場の重要な仕事の1つだ。そのバイヤーは、縫製品を見ながら懸命にタブレットPCをタッチしているこれまでに見たことのない検査スタッフの姿を見た。

検査シート不要。タブレットで瞬時に
「何をしているのですか・・」
これまでも、また現在でも、多くの縫製工場の検査工程は、細かなチェック項目が書かれた紙(検査シート)が検査員のそばに置かれ、そこで1つひとつの項目に沿って検査員はペンでチェックを入れていく。縫製品の種類やサイズ、色の展開によってその紙は1日、また1カ月単位で膨大な数になるという。最悪なのは、記帳作業中に、ペンで商品を汚したり傷を付けてしまうことだ。従来紙にペンでチェックしていたそれまでの当たり前の光景が、タブレットPCでチェックをしている検査工程を目の当たりにしたバイヤーは、しばらくの間釘付けになったという。リアルタイムに検査結果を集計し、品番別、サイズ別、ライン別に迅速な報告が上がってきたのだ。現場に設置されたモニターからは不良品・補修箇所などを見える化したことで、縫製ラインのオペレータの意識は無意識に高まった。

「ここまで検査にこだわっている縫製工場を私は知らない。ランク付けを2段階上げたい・・」。
膨大な紙に記帳された問題点の把握には、それ相当の時間がかかる。各検査員が集計した膨大な紙を今度はエクセルなどで1つにまとめ上げていく作業になればなおさらだ。その間にも商品が変わろうとそうでなかろうと縫製ラインは動いている。いち早く問題情報を掴み、工場設備に問題があるのか、オペレータの技術に問題があるのか、ひいては工場の弱点とも言える、長年にわたってしみ付いた縫製対応のどこかに問題があるのか、浮き彫りにしなくてはならない。

最終的な「検査工程」は工場品質を左右する全てが集約されていると言っても過言ではないからだ。

ペガサスミシン製造が今年2月に開催された大阪ミシンショーで初めてこの検査工程に切り込んだソフト『ICS(Inspection Control System)検査管理システム』を発表した。同社は工場支援ソフトをこれで4つ揃えた。
同ショーペガサスブースに設置されたICSの説明コーナーに参加した来場者からは、DPA(デジタル作業分析システム)との相性の良さを指摘する声が相次いで出た。不良箇所を浮き彫りにするICSとそれを改善するためのDPA。ICSとDPAとの組み合わせは、世界はもとより日本でも最強の工場としての位置付けを獲得するものとなるはずだ。

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